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㈱パイン・プロデュースのスタッフ・ブログ

劇団角笛 定期公演@有楽町マリオン

いつもお世話になっております、パイン・プロデュース業務部の西川でございます。


色とりどりの影絵で夢いっぱいの舞台を繰り広げる「角笛シルエット劇場」こと,劇団角笛の定期公演が,今年も有楽町マリオンにて開催されました。

本日はその最終日,私も出掛けてまいりました。

角笛パンフ

本劇団は,1963(昭和38)年に結成され,本年で51年目を迎えました。
毎年恒例の,マリオンでの定期公演のほかに,欧州からアジア地域にかけて,グローバルな活動も展開,その愛らしい影絵の舞台は,全世界のこどもたちに愛されています。

今回は,第1部に斎藤隆介原作の日本童話「花さき山」,第2部は童謡の名曲がラインナップされたミニ・コンサート,そして第3部はアーシュラ・フリハン原作の童話「小さな青い機関車」,以上の3部作にて上演。

「花さき山」は,心優しい女の子・あやが体験した不思議な物語です。音楽は,「巨人の星」「アルプスの少女ハイジ」「アタックNo. 1」などアニメ・ソング名作を数多く残された渡辺岳夫先生。語り・ナレーションは,市原悦子さん。

ミニ・コンサートでは,「コンコンクシャンのうた」「公園に行きましょう」「くじらのバス」「やきいもグーチーパー」「どんぐりころころ」といった,現代のちびっ子たちには勿論,私たちの世代(アラフォー)にも馴染みの深い童謡が次々と登場,そして,劇団のテーマ曲,“つのぶえのうた”こと「クックちゃんのおさんぽ」(山上路夫 作詞/渡辺岳夫 作曲/松山祐士 編曲)も“お約束”でご披露!毎回の公演におかれまして,本当に感謝の念は尽きません。前述の童謡作品も,松山祐士が編曲を担当させていただきました。
今回も,童謡を中心とした舞台で幅広く活躍されている,たいらいさおさん稲村なおこさんのお二人が,素敵な歌声を会場の私たちに届けて下さいました。

そして「小さな青い機関車」は,身体は小さくても力持ちで優しい心の持ち主のSL君が,旅先でいっぱいの夢を届けてくれます。音楽は,宇野誠一郎先生,声の出演は宮城まり子さん。

毎回の公演でいつも感じることではありますが,全ての舞台の終了後,自分自身が本当に優しい気持ちになり,そして会場を後にし地下鉄のホームに下ってからも,物語の余韻にいつまでも浸っていられるのです。


今回,第51回定期公演も,大成功をおさめられましたことを,心よりお祝い申し上げます。
そして,いつも松山祐士の音楽を大切に扱って下さりますことに,感謝をいたしております。

来年7月には,第52回のステージが予定されているとのこと。
ブログをお読みくださっている皆様方も,1年後の公演に,どうぞお誘い合わせのうえ,足をお運びください。


▼ 劇団角笛公式ページ(ロゴをクリックすると,別ウィンドウで開きます)




株式会社パイン・プロデュース
 業務部 西川 紳一郎
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出版事業者の役割とは

台風一過で、一昨日より関東地方は、俄かに猛烈な暑さに見舞われました。
梅雨明け宣言はまだされてないようですが、いよいよ本格的な夏の訪れが肌で感じられるようになった気がします。

さて先日、東京ビッグサイトで開催された電子出版EXPOに出かけてきました。
昨今、スマートフォン、タブレット端末といった、新たなデバイスが台頭してきたことが、出版分野の電子化を促す一つの力になっていることは、御周知のとおりですが…

このような動きの中で、出版業、特に楽譜の出版をメイン・ワークとしている私共が成すべき役割とはどこにあるのか、ということを、雑感的に綴ってみました。

実際のところ、電子書籍という名称を耳にするようになってから決して日は浅くありませんが、前述したように、新たなデバイスの台頭が、この分野の進化をより加速させているようです。
私自身、スマートフォンもタブレットもプライベートで利用していませんので、実際、電子書籍というものに、直に触れたことが殆どないのですが、EXPO会場に展示されているサンプルを拝見し、「書籍」と呼ぶだけのクオリティは十分に備えているし、見た目の美しさは勿論、ページ移動やズームイン/ズームアウトが自在であること、空気に触れて劣化することは無いこと、映像、音声など別のメディアを併用できること(この分野においては、目下開発途上とのことですが、様々な方法論にて試用が続いているようです)、そして何より、収容力に長けているということ、このような点が、従来の書籍に見られない、電子出版ならではのメリットのようです。
この分野は今後、間違いなく成長していくであろうと確信するところで、出版を生業とする私共としても、このような動きに、ある程度は追随していかなければならないのかなと、ますます感じているところですが・・・

それならば、近い将来、出版の分野は全て、電子化へと移行していくのでしょうか?

上記のようなメリットから、電子化への勢いは、やむことは無いでしょうし、従来の出版の分野が先細りしていくことは、否めないでしょう。

しかしながら、従来通りの、ペーパーに印刷された、つまり「本」というものは、滅びることは絶対にないと、ここだけは確信してやまないところです。
累積すれば何千、何万というページ数にのぼるデータも、一枚の薄いメモリカードに保存されてしまう。
このようなものを何十枚か持っているだけで、図書館も顔負けの蔵書数を保有することができる。
それだけに、所有者の、一冊一冊に対する想いというものは、当然薄らいでいくでしょう。
仮に、入手してから何十年という年月を経ても劣化しないということ、この点がむしろ、「本」に対する思い入れを薄らげていく最たる原因になるのでは、とも思いました。
確かに、何十年も前に購入した本は、紙が黄ばみ、角が取れて丸くなり、あるものは外れかけたページがセロテープ等で補強されたり、一見ボロボロになっているものも少なくないでしょう。
しかし、見た目が劣化すれば、そのものの価値は下がるでしょうか?

そして、ペーパーに印刷された活字の持つ温もり、紙を直接手に触れてページを動かす感触は、これこそ、生の本でしか味わうことのできない、読書家にとって、この上ない醍醐味ではないでしょうか?
このようなものでは、電子というメディアでは、私たち出版者が、読者の皆様に決してお届けすることのできないものと確信しております。
特に、楽譜の分野においては、以上のことは一つももれなく当てはまり、それどころか、このようなことが最も強く感じられるのではないでしょうか。

今後は、電子化という時流に、どうしても追随せざるを得ないでしょうが、従来の出版の分野を、今後も絶やすことなく守り続けていくことが、私どもの役割と捉えているところです。

一昨日、弊社の楽譜集をご愛用くださっている、「NAO ウクレレスクール」の主催者であられる、村田尚美先生とお食事の席に招待される幸運に恵まれました。
その折に、先生も私のこのような意見と全く同じスタンスで、楽譜というもの、音楽というものを捉えておられることがわかり、「楽譜出版者、冥利に尽きる」と心底感じたところでした。

楽しい時間を共有させていただけましたこと、先生にはあらためて、心より感謝を申し上げます。

ご無沙汰してまして、申し訳ございません。

いつも大変お世話になっております。
パイン・プロデュースの西川でございます。
ブログの更新が途絶えがちになってしまい,誠に申し訳ございません。
にもかかわらず,いつも沢山の方にアクセスしていただき,感謝の言葉もございません。

おかげさまをもちまして,本ブログのアクセス数も,間もなく1,000件に届こうとしています。
オープンから間もなく1年が経ちますが,これだけの期間で1,000アクセスというのは,かなり“過疎化した”ブログ・・・?
・・・ということになりますが,それでも1年前,半年前とは比較にならないほど沢山の方が読んで下さるようになり,このような内容の稚拙なブログにもかかわらず,いつもこうしてお読みくださる方々がいらっしゃることに,心よりありがたく思い,感謝を申し上げます。

さて,ここからが本題です。

去る7月4日より,NTTタウンページ様のご尽力によりまして,インターネットで住所が検索できるサイト「i タウンページ」に,弊社のページがオープンいたしました。

▼ バナーをクリックすると,別ウィンドウで i タウンページの弊社ページが開きます。


◎ ページURL:http://nttbj.itp.ne.jp/0332052646/index.html

本ブログ,ホームページ本体と併せて,よりご利用しやすいページの構築に,一層努めてまいりますので,今後も変わらず温かく見守っていただけますと幸いです。

今後とも,どうぞよろしくお願い申し上げます。


台風の被害が出ている地域も多数あるとのことで,被害に遭われている方々に対しましては,心よりお見舞い申し上げます。
明日あたりまで,日本列島から離れないようですので,皆様方におかれましては,一切の事故やお怪我がございませんよう,心よりお祈り申し上げます。


2014年7月10日
株式会社パイン・プロデュース
業務部 西川 紳一郎